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効率的にCV獲得!最適なWebマーケティングツールとは

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多くのウェブマーケティング担当者は、CVR(コンバージョンレート)を自らのKPI(業績評価の指標)として掲げているでしょう。しかし今やウェブマーケティングツールは、自社ウェブサイト、SNS、動画、リスティング広告など溢れるほどあり、限られたリソースでこれらをフル活用するのは簡単ではありません。

ここではCV獲得に向けた効果的なウェブマーケティングツールの使い方をご紹介します。ぜひ効果的なCV獲得に役立ててください。

様々な定義をもつCV

 CV(コンバージョン)とはもともと「転換」を意味します。ウェブマーケティング業界では、見込み客が購買客になるなど、サービスプロバイダーが期待する行動を見込み客が行い、成果につながることを指します。つまり見込み客が商品購入をするという行動だけでなく、メルマガ登録、セミナー申し込み、採用エントリー、資料請求といった行動に達することもCVとなります。

まずは自身と会社のCVはどこにあるのか、再確認をしてみましょう。

全てのCVに共通するのは「ユーザー目線」で「短くクリア」

まずウェブツールを選定する前に理解すべき点が2点あります。それは「ターゲットユーザーと同じ目線に立つ」。そして「短くクリアである」ということ。ターゲットユーザーの悩みや興味をしっかり理解したコンテンツこそ、彼らの心に刺さりCV獲得につながります。

そしてウェブ閲覧者のアテンションスパン(ウェブサイト上に滞留する時間)はこの数10年で12秒から8秒まで短くなり(2015年マイクロソフト社調べ)、特にモバイルユーザーの滞留時間はさらに短くなっています。つまり一瞬でユーザーの気持ちを惹きつける「短くクリア」な見せ方が、どのマーケティングツールにも共通して重要になるのです。

セミナーや展示会集客にフル活用したいSNS

ではまずは、セミナーや展示会の集客に適したマーケティングツールをご紹介しましょう。必死で集客したにも関わらず、当日セミナー参加者はほぼゼロ、なんて苦い経験がある方もいるかもしれません。このようなユーザー参加型の活動でフル活用したいのがSNSです。

自社SNSは今やどの企業も持っているでしょう。SNSはユーザーと長期的に近い距離でつながれるメリットがあるものの、購買を促進するポストを連発すると、ユーザーに疎まれるというリスクもあります。しかしこのようなユーザー参加型の活動告知は嫌味がなく、ユーザーは構えずに安心して閲覧することができます。

一般的にこのような活動告知の案内は、直前告知を含め、平均3回は必要になります。飽きられないよう毎度写真イメージを変える、「残席○人」とユーザーの背中を押すなど、ユーザーの目に止まる工夫を取り入れましょう。さらに定期的な活動の場合は、前回の同イベントのレポートや参加者レビューを盛り込むと、ユーザーはよりイメージしやすくなり、他人事ではなく「自分事」として親近感を持つことができます。

商品購入の促進にはリターゲティング

次に自社商品やサービスの購入をCVとしている場合、GoogleやYahoo!といったサーチエンジンで広告表示をするリスティング広告はもちろん、リターゲティング広告は非常に有効です。

一度自社商品に興味を持ったもののウェブサイトを離脱してしまったユーザーを追跡し、彼らに再度広告をするリターゲティング広告。既に自社サイトを訪問した(=興味がある)ユーザーを追いかけるため、新規顧客対象のリスティング広告より確度が一気に上がります。リターゲティングの詳細についてはこちらの記事もご参考ください。(「【リターゲティング広告】効率的なCV獲得の武器」

効果的なランディングページでCVに導く

そして商品購入はもちろん、セミナー集客、資料請求、採用エントリーなど様々なCVに、効果的に使えるのが、「ランディングページ(以下、LP)」です。LPはリスティング広告やSNSポスト、メルマガに貼ったURLからジャンプした先にあるページのことをいいます。ターゲットユーザーの興味、年齢層、性別などに合わせて、商品やサービス紹介から購入や応募エントリーまでのフローを一枚続きのウェブページに完結します。

例えばダイエットサプリメント紹介のLPの場合、サプリメント利用者といっても、体系が気になり始める40代男性、産後太りに悩む女性、仕事が忙しくて外食になりがちな独身20代男女・・・などユーザーによって悩みは多岐に渡りますよね。LPは各ユーザーの日常の悩みや生活スタイルに合わせて、使用メリットの説明の仕方や言葉を揃えます。

ターゲットユーザーそれぞれのニーズに最適化したコンテンツである上、一枚続きで他のページに遷移がないので、ウェブサイトからの離脱が起きにくく、最後まで読んでもらいやすいというのがLPの最大のメリットです。

LPのデザインは、決してスタイリッシュでオシャレである必要はなく、商品のお得感や緊急感を与える色使い、文字フォントをあえて取り入れるなど、「世界観を作り上げる」ことがLPのデザインには重要です。

そしてユーザーの短いサイト滞留時間で、訴求ポイントが伝わるよう、自社の強みを数字で具体的に示しましょう。購入、応募フォームボタンは大きくわかりやすく、全体と同化しないカラーリングにすることで、ユーザーの目に止まりやすくなります。

まとめ

このようにCV獲得とは、あらゆるウェブマーケティングツールを広く浅く使えば良いというものではなく、自分のCVの内容やリソースに合わせ最適なウェブツールを選択することが重要です。

今回の紹介を参考にPDCAを回し、最適なツールでCV獲得につなげましょう。

出典:https://www.bbc.com/news/health-38896790