【実践】SEOライティングで押さえるべき4つの軸
ウェブサイトに掲載する文章、商品の説明や日記、記事的なものまで様々ですが、「一人でも多くの人に読んでもらいたい」という目的はほぼ共通していると思います。
モノを販売しているサイトなら、お客さんは多ければ多いほど売上が上がる可能性が高くなるので、なおさらです。そして、ウェブサイトに掲載した文章をより多くの人に読んでもらうには、SEO対策を意識したライティングが有効と言われています。
こちらでは”SEOライティング”について、4つの軸で説明していきます。
検索結果の上位に表示されない、アクセス数が伸びないといったお悩みを抱えている方は、ぜひご一読ください。
SEOライティングの4つの軸
SEOとは検索エンジン最適化を指します。
- 旅行 ハワイ
- ひな祭り レシピ
- 治し方 花粉症
スマホなどを利用していて何かを調べたいとなったとき、このような感じでキーワードを入力し、yahoo!やgoogleなどのサービスで検索すると思います。
これらのキーワードを使った検索に対しては、検索結果の画面が出てきます。サイトごとに上から順番で表示されているわけですが、SEO対策がしっかりしているサイトは、この順番の上位に表示されます。1ページ目に掲載されているならまだしも、2ページ目、3ページ目と検索結果画面でのページ数が後ろになるにつれ、ユーザーの訪問者数はどんどん減っていきます。
この状況を改善するのがSEO対策です。
SEO対策をそれほど意識していなくても、内容が充実している有益なサイトの多くは上位表示されることも多いですが、施策を行うことでより効率的に上位表示を狙うことが出来ます。
SEO対策の状況によって訪問者数に大きく差が出てくるわけですが、SEOを意識したライティングをウェブサイトできちんと行えば、訪問者数の悩みを改善することに大いに役立つでしょう。
では、どのようにライティングを進めていけば良いのでしょうか。
SEOライティングには4つの軸があります。
それはキーワード、内容、キャッチ、検索アルゴリズムです。
順番に説明していきます。
SEOライティングのポイント1:キーワード
SEOライティングの軸となるのがキーワードです。
以下の3つの約束事があります。
- タイトル、見出しにキーワードを含める
- 段落の最初の文にキーワードを入れる
- 本文に適度にキーワードを入れる
まずどんなキーワードを入れるかですが、これにはキーワード調査が必要です。
最もよく用いられるのが、キーワードプランナーを利用する方法です。
https://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner
月間の検索ボリュームや関連ワードの情報などを把握できるので、キーワード候補の絞り込みを行い、優先度を付けていきます。
最終的にキーワードを選ぶ際ポイントとなるのは、自分のサイトがそのキーワードを「十分に内容を網羅しているか」どうかです。
ライティングで盛り込める内容、キーワードに対するページの存在の有無、マネタイズの方法などを総合的に吟味して決めていくと良いでしょう。
また、”誕生日 プレゼント” といったような検索数が多いキーワードは、その検索結果のページで上位に表示されれば、多くのユーザーの訪問が期待できますが、競合も多い為、上位表示の難しくなります。検索ボリュームと自社サイトの内容、そしてユーザーの検索ニーズの3点を踏まえ、大手に勝てるキーワードを見つけていきましょう。
SEOライティングのポイント2:内容
内容についても3つの約束事があります。
- 平易な文章で簡潔に書く
- 箇条書きを使うなどしてわかりやすく書く
- ユーザーの疑問やニーズに答えているか
基本的にはユーザーに分かりやすく、かつ濃い内容の文章を提供することがポイントです。他のサイトに書いてあるような内容を水増ししたものは、ユーザーにも検索エンジンにも歓迎されません。
へー、なるほどねー、と言う言葉が自然に出てくる内容がベストです。
濃い内容とはいえ、アカデミックなコンテンツや、同業者(プロ向け)のサイトでなければ難しい言葉は使わず、専門用語を頻繁に使用して書くのは避けるべきです。
キーワードに関連した内容を深堀して、網羅的に書くと役に立つ文章、サイトとして認められ、検索順位もアップします。
また、書き手側の独りよがりな内容ではなく、ユーザーの疑問やニーズにきちんと答えられているかも重要です。ユーザー目線で有益な情報と認識されて初めて、その記事の質の評価が得られると言えるでしょう。
SEOライティングのポイント3:キャッチ
チャッチとは掴むことですが、ユーザーの心を掴まなければそもそも読んでもらえません。
文章を読んでもらうためには3つの約束事があります。
- タイトルは読みたくなるようなキャッチーなものを
- 見出し文を工夫して先を読み進めたくなるように
- 具体的な数字を入れてわかりやすく
クリックしたくなるようなタイトルや内容を盛り込むべきです。
- 知らないと損
- ○○はもう常識
- ○○の立場で考えたXX
- 破格のXX
- 3日で10キロ痩せる方法
- 1週間で100万円稼ぐ方法
- 10名限定○○が98円
- 一生忘れない○○
など、これらは極端な例ですがキャッチーなわかりやすいテキストや、数字を入れておくとクリック率は大きく変わってくるので、忘れずに入れましょう。
SEOライティングのポイント4:検索アルゴリズム
これまでSEOライティングにおけるユーザーの読みやすさを中心としたライティング技術について説明してきましたが、検索アルゴリズムを意識した文章の書き方も知っておくべきでしょう。アルゴリズムの詳細については公式には発表されていませんが、例えば以下のようなことが高評価を受けるために有効だと言われています。
1.ユーザーが検索するキーワードとサイトのコンテンツがあっているか
→タイトルや見出し、本文に適度にキーワードがあり、キーワードと内容の親和性が高いかどうか。
キーワードが配置されていても内容がそれと関連していなければ読み手にも検索エンジンにも伝わりません。文脈を無視してキーワードをこれでもかと入れているサイトがありますが、それではユーザーに理解されず意味がありません。
2.クローラーが理解しやすいか
文章や見出し、画像、リンクなどの要素をマークアップしておくとクローラーが理解しやすい文章になります。
とくに見出しタグであるhタグは重要です。このタグの設置によってページ内容のクロールがスムーズに行き、またタグに沿って大見出しh1、中見出しh2といったように文章を構成することで、読み進めやすくなるからです。
<h1>~<h6>の6種類あり、それぞれ正しい使い方があります。
・h1→h2→h3…h6と言うように、大きい方から順番に設置していくこと。
・h1タグは1ページに1回だけ使うこと
・h1タグ内のテキストは30文字から60文字以内で書く
・h2以下は階層を意識して、内容を掘り下げていくに従って、h2→h3→h4と使っていくこと
・hタグ内のテキストにはキーワードを盛り込む
といったようにタグを入れておくと効果的です。
3.キーワードの出現率
コンテンツの中に含むキーワードは多すぎても少なすぎてもいけません。すべての単語の合計の、何パーセントあればOKとか何個入れればOK、というものでもありません。あくまでほどほどが良いのです。
正しい評価を得られないのでゼロではいけませんし、全体の文字数が1000文字しかないのに20個、30個と大量に入っている場合、不自然なコンテンツとみなされ、場合によってはペナルティを受ける可能性もあるので危険です。
まとめ
ここまでSEO対策としてのライティングで押さえるポイントについて説明してきました。
ぜひ今回の内容を盛り込んで頂き、検索順位のアップを目指してください。