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いまさら聞けない!フリック、スワイプ…スマホ操作の基本用語まとめ

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いつも何気なく行っているスマホの操作。自分で使っているだけならあまり問題にはなりませんが、誰かにアプリの使い方を伝える時などに「そういえばこの操作、なんていう名前だったっけ!?」などと悩んでしまうことはありませんか?

直接やり取りをしている場合なら、その操作をやってみせるということもできます。しかし、スマホアプリやスマホサイトの制作では、「こういう操作をした時には、このような動きにしてください」などと文書で指示を出さなければならないこともあり、操作名称を正しく理解していないと相手にうまく伝わりません。時には、余計な作業を発生させてしまうことも…。そんなことにならないために、あらためてスマホ操作の基本用語をまとめておきたいと思います。

スマホ操作の基本用語まとめ

Webサイトの制作でも、クリック、ダブルクリック、ホバー…などと、挙動にまつわる指示は伝達ミスが起りやすいもの。さらに複雑な「スマホの操作」ではなおさらです。しっかりと、用語ごとの操作の違いを理解しておきましょう。

1.タップ:軽く触れる

スマホやタブレットでの最も基本的な操作がタップ。指で、ポンと軽く画面に触れる操作です。マウスのクリックに近い感覚で、ボタンを押して何かを実行したり、アプリを開いたりする時に使います。タップする指の数によって異なる動作をするアプリや機種も存在します。

タップ3 - コピー

タップにはさらに以下のような種類があります。

ダブルタップ

連続で2回タップする操作です。インターネットを閲覧するブラウザなどでは、この操作によって画面の拡大・縮小を行えるものがあります。

ロングタップ

いわゆる「長押し」と言われる操作。画面を数秒程度押し続けます。例えばホーム画面のアプリのアイコンを選択して動かす際などに使います。

2.フリック:さっと払う

フリックは、指で画面をさっとはらうようになぞる操作。日本語での文字入力の際によく使う操作…といえばわかりやすいかもしれません。画面に表示されている「あ」「か」「さ」「た」「な」などの文字を選んで上下左右にフリックすることで、その行の目的の文字を入力することができます。

フリック3 - コピー

アプリでは、ページを横にスライドして移動させたり、スクロールしたりする時にこのフリックの操作を利用します。中にはフリックする指の数で違う動作をするアプリや機種もあります。

3.スワイプ:掃くように動かす

スワイプは英語で「掃く」という意味ですが、その名の通り、ひとつの方向に掃くように動かす操作です。フリックとの区別がわかりにくく、よく間違われる操作のひとつですが、フリックがさっと動かすのに対して、スワイプは画面を指でなぞるという感じです。ロックの解除操作や、スライドショーの写真の切り替え、ページの前後移動など、様々な目的でよく利用される操作です。

スワイプ2

4.タッチアンドホールド:タップしたまま離さない

タッチアンドホールドは、画面に指をあてながらタップしたままにすることです。ロングタップと違い、時間が経過しても指を離しません。ロングタップをした後に指を離さなければタッチアンドホールドの状態になると考えるといいでしょう。次に説明するドラッグと組み合わせて、アイコンの移動などに使われます。

タッチ&ホールド4

5.ドラッグ:選択したものを移動

スマホのドラッグもパソコンのドラッグと同じです。何かを選択した後、移動させる際の指の操作のことを言います。例えば、ホーム画面でアプリアイコンを選択して移動させることは、スワイプではなくドラッグにあたります。ドラッグの動きを分解すると、「ロングタップ→タッチアンドホールド→移動」という流れになります。

ドラッグ2

6.ピンチアウト:表示を拡大

ピンチアウトとは、画面上に2本の指を置いて、間隔を広げるように動かす操作のことです。一般には親指と人差し指で行い、画面を拡大したい時に使います。文字が小さすぎて読めないWebページの見たい部分を拡大したり、写真の一部をクローズアップしたり…。画面が小さいスマホでは、よく利用される機能の一つです。

ピンチアウト

7.ピンチイン:表示を縮小

ピンチインはピンチアウトの逆の操作で、2本の指で画面をつまむようにして間隔を狭める動きのことです。これによって、画面表示を縮小することができます。

ピンチイン2

8.スクラブ:調整バーをスライド

スクラブはスワイプとほとんど同じ操作です。音楽の再生中に音量調節バーを動かしたり、動画の再生中に再生箇所を変えたりするときに、指でなぞるようにする動作のことを特別にスクラブといいます。

すくらぶ_3

9.シェイク:スマホを振る

シェイクとはその名の通り端末を手に持って振る操作のこと。有名なものとしてはLINEの「ふるふる」機能があります。これは、お互いのスマホを近づけてシェイクするだけで、友だち登録できるというもの。他にも、振ると音が止まるアラーム機能なども見られ、アプリ開発の際にはシェイク機能が使われることがあるかもしれません。

シェイク3 - コピー

振ることによって操作できるというのは、まさにスマホならではと言えますね。ちなみにこのような機能があるのは、スマホには端末の動きを感知することができるセンサーが組み込まれているからなのです!

今回のまとめ

いかがでしょうか?すべてを正しく理解できていたという方は、意外と少なかったのではないでしょうか。「フリック」と「スワイプ」のようによく似た操作もあり、勘違いしていた…などということもあるかもしれません。

スマホアプリやスマホサイトを制作する機会は、これからますます増えるはず。企業のWeb担当者の方も、打ち合わせや指示出しをする機会が多くなると思います。そのような時に、円滑なコミュニケーションを行うためにも、あらためてスマホ操作用語を正しく理解しておきましょう!

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